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■工事概要
・場所:さいたま市大宮区
・事業主体:東日本旅客鉄道,東日本鉄道文化財団
・設計・監理:ジェイアール東日本建築設計事務所
・規模:S造,4F,延べ 28,000m2
・施工:鹿島建設JV
・工期:2005年10月〜2008年1月
鉄道の今までとこれからを見せる殿堂づくり 鉄道博物館新築工事.
ということで、見てきました。
展示物の内容は他エントリに書きますが、こっちでは建物についてちょろっと。
埼京線の線路に沿ったオーソドックスな配置計画で、3層程度の大空間に、自由なフロアを配置した空間計画ですね。ごく当たり前の構成で特筆するものは無いように感じますが、ディテール処理などはかなり気を使っている部分も感じました。大屋根の構造や、吹き抜け空間のカーテンウォールと構造材の関係など、疑問点が多く、作り込みが足らないのではないかと感じました。埃溜まりも多そうだし(既に見苦しい部分多数)、カーテンウオールもディテールもあまり美しくないし、デザインボキャブラリーも整理されていないし、なんか今ひとつですね。あまりケンチク的には見るべきものはありませんでした。残念。
やっぱり意匠設計者が構造・設備をしっかり「作り込む」努力が必要だと痛感しますね。