坂倉準三展@パナソニック 汐留ミュージアム

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汐留のパナソニック本社のミュージアムでやっている展示会を見てきました。

展覧会サイト

建築家・坂倉準三の仕事を年代に分けて紹介しています。

とても見やすく、理解しやすい展示だったと思います。キュレーションがしっかりしているのかな。展示内容のメリハリや、模型のスケールも展示内容にあったもので、なかなか最近の建築系の展示会では考えられているものだと思います。

個人的には、実はほとんど日本の建築家に興味を持つことが少なく、もっぱら海外の建築家を追っかけることが多かったのですが、いい加減年もとり、多少丸くなってくると視点も変わり興味がわいてきて、という流れで今回の展示会に足を運びました。

坂倉準三 – Wikipedia

コルビジェのお弟子さんであり、代表作として「神奈川県立近代美術館」や「国際文化会館」などがあることまでは知ってましたが、それ以上は追っかけてませんでした。怠慢ですみません。なんと、新宿西口の地下広場も坂倉さんのお仕事だったんですね。びっくり。不勉強反省しきりです。

その作品は、やはりコルビジェの影響を受けたモダニズム建築であり、それと日本の伝統文化や伝統技術を如何に融合し新しい時代の建築を指向していたか、ということだと思います。

今回は住宅展示が主なものでしたが、その大きなひさしと切妻の屋根、開放的な開口部と工夫を凝らした建具ディテール、といったものが特徴としてクローズアップされていました。今見ても、非常に理にかなった、繊細で美しいディテールに、よき時代の建築のエネルギーと美学を感じました。

また、その設計思想やプランニングは、現代建築の礎となるさすがなるものであり、職業女性家族の平屋の住宅など、ハッとさせられるような素晴らしい空間思想が垣間見え、もちろん私が云々偉そうに批評する気は毛頭ないですが、やはり、住まい手の生活感とモダニズムの思想が見事に融和した佳作だと感心させられました。

住宅というのはやはり建築の基本であり原点であると思いますが、私のような組織設計事務所勤務だとまず手がけることはないジャンルの仕事です。実際今までやってきたのは、大型ホテルや大規模オフィス、再開発事業などばかりで、小規模建築など全く・・・といった状態です。もちろんそれだからといって設計の仕事の何が違うわけでもなく、やっていることは、おそらく、一緒のはずですが、まあ、価値観とかベクトルとか様々なものに様々な違いがあるのだと思います。

こうした一つ一つ自分の手作業で積み重ね、作品として完成させる仕事もちょっと関わってみたいなあ、と思わせるほど、しっとりとした展示会でした。

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