モバイル(を中心としたガジェット環境)雑感

妙に充実の一途で、凄く嬉しいやら、使いこなす時間が無く悔しいやら(笑
ほんとに、なんか使いでのあるマシンがいっぱい身の回りに集まっちゃって、ご満悦状態です。
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やっぱり母艦をしっかりとしたマシンに入れ替えたのは大正解でしたね。
色々悩んだけど、モバイルは別途あるだろう、と思って購入した17インチのMBPはやっぱり超快適でした。17インチのフルHD画面がこんなに綺麗で広くて快適だとは、想像はしていたけども、改めて思い知らされました。最近のリッチなコミュニケーション環境に、大画面はやっぱり必須なんだろうし、これだけ高機能なマルチタスク環境が充実してくれば、当然多くの情報を一覧したくなるのは、自然な欲求ですよね。コンテンツもどんどんリッチになって、もう、動画のHD化なんて当たり前、写真も音楽もどんどん高音質・高画質になって、処理速度の欲求も、画面の美しさへの欲求も際限なくなりつつありますね。そんな全てをかなえるのに、このMBP17インチは現状ベストのソリューションなんだろうと思います。私のはi5ですから、上を見ればまだいけますが(笑)自分の環境ではまずは十分。こいつで当分、というか3年は戦うつもりです(キリッ
それと最新の性能のお陰で、Windows環境もしっかりと整備できた、つまりBootCampなり、pallarelsなりで同じマシン上にコンパクトに集約できた、というのも嬉しい。現状XPで構築してますが、やはりまだもうしばらくは何かといじくり回すのにはXPの方が都合が良さそうで、そのうち折を見てぼちぼち7に移行するんでしょうけど、逆に現状で満足なXP環境を新品で構築するには、Macしかないというのも、不思議な話だったり。XP上にはAndroidをいじる環境もしっかり構築出来て、何も不満はありません。しかし、XGA画面を仮想環境でウインドウ表示して、ディスプレイ画面の6割ぐらいしか占有しないとか、ドンだけ飛躍的な技術の進歩なんだよ、とか恐れおののいてみたり(笑
最新の(ていうか、すでに新しいの出ちゃったけど)iLifeソフトも凄く使いやすいし、その昔のスローガンでしたが、デジタルハブ構想の中核としてものすごく便利に活躍してくれますね。まだ満足に使ってないけど、iWebとかかなり面白そうだし、もうガンガン常用しているiPhotoは今や無くてはならないツールだし、当然マルチメディア(死語)の中核であるiTunesは避けては通れないですね。特に、iPhotoの各種Webサービスとの連携の柔軟さは大変ありがたく、もう、これ一台で全ての写真がストレス無く管理・操作できるので嬉しい限りです。
RAWファイルの現像管理はLightroomでやってますが、書き出した写真の管理はiPhotoです。ほんと、楽ちんです。

そうして揺るぎない母艦環境が構築出来たので、モバイルガジェット達も安心してガンガン利用できます。
まあ、なんといっても自分にはiPadの登場は非常に大きかった。正直、今はこれが一番自分的に手が伸びるガジェットです。使用頻度はやっぱりiPhoneだったりしますが、自分のコンピューティング環境の理想に最も近いのは、iPadですね。何をやるにもiPadの利用イメージがまず頭に浮かびます。
大きく利用シーンを振り返ると、一番目は
・電子書籍(オンライン購入、自炊 含めて)の閲覧
・テクニカルな資料(書籍、ドキュメント)の閲覧
といった、ドキュメントの閲覧であり、その後
・写真、ビデオの閲覧
・各種SNSアプリ(Twitterですね、主に)
・Web閲覧(ほとんどRSSベース)
といった感じになります。自分が建築設計をやっていることもありますが、かなりのドキュメントやイメージ写真を絶えず参照しながら仕事をする関係上、このデバイスの位置づけはまさにドンピシャ。お陰で、自宅や会社のありとあらゆる本やドキュメントが綺麗さっぱり整理できました。最高です。それと、そうした資料の利用で最も大事だな、と感じたのが、資料の死蔵がほとんど無くなった、ということです。たとえ5年、10年前の資料でも、オンデマンドでリアルタイムに閲覧出来ますから、自分の記憶としても絶えずフレッシュに保つことが出来て、仕事のスピード感や議論・調整のスムーズさははかりしれません。こうしたツールが会社単位でしっかり利用できていないのは本当に残念に思ってます。もう迷うことなく各企業はこのデバイスを標準化し、あらゆるシーンに導入すべき!とか力説したくなっちゃう感じです。いま、気になる情報はWebクリッピングやEvernoteといった手段を通じてガンガン、とにかく蓄積するようにしています。なんとなくPCの時は、こんなの保存しなくてもいいかな?とかフィルタをかけてましたが、とにかくiPadならいつでもどこでも必ずといっていいほど閲覧可能ですから、もう迷わずストックするようにしています。
そうそう、その際には、GoodReaderという超絶最強のアプリの存在も否定しちゃ駄目ですよね。
もう、このソフト無しでは、iPadの魅力も半減しちゃうんではないか、と思えるほど便利でよくできたツールです。特に各種Webサービス・クラウドとの連携はすさまじく、まあこれだけ出来ればもう文句ねーよなまでいってしまってます。個人的に要望を上げれば、
・和綴じへの対応(ページの右から左への送り)
を是非お願いしたく。縦書き文化の日本書籍のつらさを是非解消してください。その点で、クラウドリーダーを手放せずにいます。

そのうち仕事でも使えるようになれば、図面や資料は全てPDFで流通させ、アノテーション機能で赤チェックできてしまえば、ほんとにほぼペーパーレスで仕事が出来てしまうんですよね。ああ、そうすればあの過酷な大量の図面の持ち運びから解放されるのに。
それに各社のカタログなんかも、ガンガンPDF化してもらいたいですよね。もうオンラインカタログとかいっていちいち専用ビューアーで閲覧させるメーカーなんてくそだ!とか言い切っちゃいたい気分です。ガンガンPDFで配布して、カタログのページにWEBへのリンクを埋め込んでくれれば、絶対商機は10倍ぐらいふくれてくると思いますよ。だって、iPad一つもってうろうろしてれば、その場その場で、現場やお客さんに必要な情報をセレクトして確認してそのまま仕様にいれちゃう、なんてことが手間無くできるわけですから。もう、PDF化していないiPadに入ってない商品なんか利用の検討はしないぜ!なんてね(笑
また、後日購入したキーボードの活躍もたいそうなもんです。正直キーボードがあるお陰でこんなにiPadが便利になるなんてちょっと想像出来てなかった。活躍の場や利用頻度の変化はかなり大きいです。もちろん単体のスマートなデバイスとして、ソフトキーボードを活用するのはそれはそれですが、やっぱりハードキーボード、あると無しでは大違い。文字入力効率は段違いです。

最近またまた魅力的なハードウエアであるMacBookAirが出てきました。こいつの重量やサイズと、iPad+キーボードの重量やカサを比較してスマートさを云々する情報もたまに見かけますが、自分的にはちょっと価値観が違います。私はやっぱり持ち歩いて、自分の利用シーンに最もスマートにマッチするデバイスの形状はiPadであり、それはiOSオペレーションなので、この部分ですでにOSXとは相容れなく、その意味でハードのパッケージに比較する概念が生まれません。キーボード云々が重要なのではなく、モバイルの利用シーンとして私の場合はiOSによるマルチタッチオペレーションデバイスが最良であり、そのパッケージングとしてiPadが絶妙であり、そこにキーボードが加わる便利さが嬉しいと思ってます。なので、まずはデバイスの評価をした後でそこに追加されるキーボードとしての総合力の評価をしないと今ひとつじゃない?と感じてます。あくまで両者を比較するなら、ですが。
まあ、結局このiOSオペレーションシステムが自分にマッチしている、ということなんでしょうね。アナログ的な私の感覚がそっちを好むのでしょうかねえ。

とかいいつつ、ノートPCのある意味極北ではないか、ケンチクでいうところのバルセロナ・パビリオンではないか、ファンズワース邸ではないか、(どんだけミースのファンなんだよ、笑)とさえ感じてしまうMBAも、欲しくて欲しくてたまらないデバイスであることに疑いはありません。まさに上記の通り、持ち歩きのPCパッケージとして最良のスタイルと環境が手に入るのだろうと思うと、居ても立ってもいられなくなりますが、最近全く出張や旅行に縁がないのでかろうじて物欲を抑えるにとどまっております(笑

そして、最後にはなりましたがAndroid端末の飛躍的な環境向上も、デバイスの楽しさをいっそう盛り上げる素晴らしい状況になりましたね。正直iPhoneでもうあがったかな、と思ってましたし、まあ、ほぼそういうことでいいんだと思いますが、所詮モバイルは趣味である自分に、あがりなど達観することは当然難しく、また使って楽しい=弄って楽しいである自分には、各所の先達・達人のお陰でもうどこまで行くのか分からないチューニング可能なデバイスの氾濫にあがなうことなどとうてい無理。結局我慢しきれずに購入したNexusOneや、最近0円にすっかり惹き込まれて手にしたIS01等、ちょっと前までは新しい(海外)デバイス=博打だったわけで、買ったはいいがちょっとがっかりとか色々あったりしたのが今はまあほとんど使えないなんてこと無くて、後はどれだけ気に入るか、程度の差しかないというある意味信じられないほど充実した、そしてそれが当たり前の状況になりましたよね。なので、どれ買ってもまずは安心して遊べるし、楽しめるし、また、鉄板ガジェットもしっかりいるので、余計に冒険できるし、やれることだらけで時間がいくらあっても足りませんね。

それにはやはりクラウド環境の充実が大きいのでしょうね。Googleの一連のクラウドサービスは、すでにそれ無しではどんなWebサービスやデバイスサービスもあり得ないのではないかという状況ですし、プライベートクラウドともいうべき有料サービスも、独自色をしっかりと出し、自分的には最たるものであるアップルのMe.comサービスも便利きわまりなく、本当にこうした環境が自分の若い頃にあったなら、というかそれを当時夢見てましたが現実になった今となって、さあ何をやってやろうか、どう使ってやろうか、と本当に安心して、コンテンツを使うことに全精力を傾けられる時代になった気がします。ほんとにネットの力は物理的距離や時間を超え始めたし、あらゆる人々と有機的にコミュニケーション出来るようになったし、素晴らしい時代が素晴らしいサービスと素晴らしいガジェット達によってもたらされるようになったのを実感してます。

今までは、というか自分がですが、最初はモバイルでメールしたい、みたいなところから始まってあっという間にリッチなWebサービスをいかに快適に利用するか等という状況までネットは加速度的に進歩してきたわけですが、これからどこまでこうした世界が拡張するのか、ワクワクして興奮してしまいますね。今までちょっとケンチク的な視点で、もう一つネットの有効利用やデバイスの連携がつかめずにいましたが、こうしたリッチなデバイスとリッチな環境が、無料や安価で手に入るようになると、本当に突然目の前の霧が晴れたような気分です。CADだの3Dだのではない、本当の意味でのケンチクの情報化(上手く言えないけど)をこれから考えながらやっていきたいと俄然やる気がわいてきました。

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